投稿者 : 泣き虫おばん稿日:2005/05/31
親不孝息子へ
我が家の主人は凄まじい闘病生活を送り、昨年夏に53歳で他界しました。あれから十ヶ月。サラリーマンの姿を見ては涙し、終電後の足音に耳を澄ませ、あきらめらきれずに泣けてきます。
そんな私も、病院では泣かないようにして、納得のいかない説明に写真を借り出し、一人でいくつも病院をめぐりました。深夜ネットで治療法を探したりもしました。
医療技術はどの病院も大差ないのかもしれません。でも、取り組む医者の姿勢はまったく違います。その医者の資質だけでなく環境にもよるのです。いきなりホスピスを勧める事務課、医者の支持どおり薬を出さない看護師…。
いまだに私の中では解決していないことだらけです。でも、写真を持っていったある病院でやっと、医者だと思える医者に会えました。結果は同じ説明でも、内容が違っていました。その医者に会えて、心が決まりました。
癌の度合いもさることながら、今どのような状態なのか、今後どのような症状が出て患者はどんな思い(痛みは?)を味わうのか、よく理解した上でお母様に接してあげてください。
お話では経済的に余裕を感じました。それだけでも、出来る事の幅が広がります。
たとえ小さな事でも。
