癌治療(がん治療)の不安・悩みを克服
特集:最先端の免疫療法(免疫細胞療法)

ガン患者の集い

癌と向き合う

闘病者と家族

燃え尽き現象に要注意

家族が病に倒れた場合もそれが短期間ですむ病気や怪我であれば、たとえ大きな困難であっても意外と簡単に乗り切ってしまう事もあります。

ただし癌(がん)のように短期ではなく、長期にわたって治療や療養を続けていかなければならない病気の場合には肉体的にも精神的にも経済的にも大きな影響が及ぶと考えられます。

病院にいる間は本人と家族の間にまだ程よい距離を保つ事が可能ですが、自宅療法となると、ともにすごす時間は長くなり同時に生活の全てに家族が関わらなくてはならない為、本人だけではなく、家族も大きな負担とストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。
そうなってしまうと本人にも家族にも終わりの無い戦いに巻き込まれてしまったかのような「疲れ」や「消耗感」という感覚、いわゆる「燃え尽き現象」に襲われてしまいます。

この状況になってしまうと、闘病者も家族も物事を前向きに考える事が困難になり、癌(がん)治療においてとてもマイナスな影響を与えてしまいます。

この解決法としては、まず家族同士がお互いに努力を認め合う事が重要になります。たとえば自分の母親を妻にまかせっきりにしている夫が、ときには妻に感謝の言葉を掛けたり、花をプレゼントしてみたり、妻が夫に経済的な負担を一手に引き受けてくれていることを感謝するなど、ささやかな思いやりで十分に満足し、前向きな気持ちに拍車がかかることも少なくはありません。

闘病者の愚痴と家族のストレス

闘病者の愚痴を聞いてあげるということは非常に大切です。愚痴を聞いてあげることにより闘病者自身のストレスは日々少しずつでも解消することができます。

ところがはじめの1〜2ヶ月は家族も闘病者のペースに合わせ、愚痴を聞いてあげられたとしても、3〜4ヶ月以上愚痴を聞いていると、とてもうっとおしくなり、しまいには「毎日愚痴ばかり聞かされたのではたまらない!」と思うようになってしまう場合がほとんどだと思います。

しかし、人間が生活していくうえで毎日多少なりとも生活ゴミを出さざるを得ないように、心のゴミも捨てなければ心の中がゴミで一杯になってしまいます。
ゴミ箱はゴミを受け取るだけで何も返事をしてくれませんが、ゴミ箱があることによって人間の身の回りはすっきりとするものです。闘病者の愚痴にうまい言葉を返してあげることはできなくても、愚痴をこぼすだけで本人は多少なりともすっきりすることでしょう。

もちろんどのような大きなゴミ箱であっても満杯になってしまう日は来ます。そうなっては闘病者の愚痴を聞くことが出来なくなってしまうのでどこかにゴミを捨てなくてはなりません。

つまり家族側の心のゴミを捨てる事(=家族のストレス解消)が重要になってくるのです。

通常のストレスには人により様々な解消法があると思います。たとえば音楽を聴いたり旅行に行ったり・・・。ただし、こういった状況の時には「病院にいかないといけない」、「面倒を見ないといけない」等の制限が出てきたり、「家族が苦しんでいるのに自分だけが遊んではいられない」と自分ひとりで抱え込んで考えてしまう場合もあります。

しかし、こういうときだからこそ上手く息抜きをして自分のストレスを解消してあげる事が大切です。

たとえば友人や知人(第三者)に自分の気持ちを素直に語ってみたり、また、自分の立場を客観的に見ることによりストレスを解消することもできるでしょうし、同じような境遇の方と「言い過ぎたかな」と思うほど愚痴の言い合いをするのも良いかもしれません。
また泣くことも重要です。思いっきり泣いてみるのも時には必要となるでしょう。他にも看病を忘れて思いっきり遊ぶ事も必要かもしれません。

つまり、たまっていた心のゴミ(ストレス)を捨てるためには、感情表現を豊かにし、気持ちを入れ替えることが重要なのです。そうする事によって新しい気持ちで日々の困難に取り組んでいくエネルギーを作り、燃え尽き現象を乗り越える事もできるでしょう。

チェックポイント
※参考資料・・・・「癌(がん)の早期発見と治療の手引き(小学館)」

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