癌治療(がん治療)の不安・悩みを克服
特集:最先端の免疫療法(免疫細胞療法)

ガン患者の集い

癌と向き合う

人間関係

【医療者との関係】

医療者との関係癌(がん)に対する悩みや迷いは何とか乗り越えたと思っても姿かたちを変えて繰り返し沸き起こってくるものです。 不安を乗り切ったつもりでも、その後の治療を受ける中で再度疑いや迷いや後悔が生じないとは言い切れません。

しかし、そのときに悩んだり迷ったりした経験は必ず次の壁を乗り越える際に役立つものとなります。そして、このようないつ終わるか分からない悩みや迷いを対処するにあたっては自分の治療に関わる医療者との間にどういった関係を築けるかが大きなポイントとなっていきます。

医療者もあくまで仕事ですので、大勢の患者様の対応をしているはずです。そういった状況の場合、自分から医療者にコミュニケーションをとろうと思わなければ、特別な信頼関係も築かれずになんとなく時間が流れていってしまうのも仕方の無い事なのかもしれません。しかし医療者との良い信頼関係が築ければ、困難を乗り越えるためにこの上ない協力者を持ったといっても良いでしょう。

医療者には遠慮せずに本気で不安や悩みをぶつけ、上手に頼って(依存して)いくことが重要でしょう。自分勝手に依存するのではなく、しっかりと話し、理解しあう信頼(依存)関係をつくる事が大切です。

【家族との関係】

家族との関係家族と自分(闘病者)の関係というものは健康なときにあまり強く認識しなくても、病気の時などには強く認識するものです。たとえば風邪をひいたときなど家族に看病されて、家族というものを強く再認識する方も少なく無いはずです。

しかし、癌(がん)の場合は風邪とは違い、2〜3日で治るようなものではありません。時には10年以上かけて治療を進めていく事もあるのではないでしょうか。そういった状況のときに闘病者は家族に対して感謝すると同時に「迷惑をかけて申し訳ない」という気持ちが一気に押し寄せてきて、家族が実際にそう思っているかどうかに関わらず家族から攻められているように感じてしまう事もあると思います。

また、時には家族が闘病者の前で思わず「困ったなぁ」などと口にする場合もあるかもしれません。闘病者としてはその言葉だけを重大なものとしてとらえてしまうことがあります。でもこのようにとらえられてしまうと、家族は何も言う事が出来ず、身動きが出来なくなってしまいます。

しかし、そのような言葉は家族だからこそいえる言葉だといえるでしょう。同僚や友人等がお見舞いに来た場合、よほど仲が良い関係ではない限り下手なことは口にしないでしょう。家族だからこそいえる言葉を、闘病者が変にとらえてしまい、それが原因で家族がちょっとした事も口に出来ない状態になってしまったら、緊張がずっと続く状態になってしまいます。そういったことにならないように、家族でしか取れないコミュニケーションをしっかりと確立させる事も重要です。

つまり正直な思いを伝えあい、お互いに下手な心配をかけない、信頼しあえる関係をつくる事です。

【同室者との関係】

同室者との関係入院すると同室の人との関係も少しずつつくられていきます。病院は、縮小された地域社会という側面を併せ持っていますので、相性の良い人や、あまり合わない人などもいると思います。また、病気の種類や性質も必ずしも同じわけではありませんので、自分のことをどこまで話すべきか迷ってしまうこともあるでしょう。

また、色々な事を聞きたがる人もいるでしょう。プライバシーを侵害されるように感じる事もあるかもしれませんが、そのようなときにははっきりと「今その事は話したくありません」と伝えることも人間関係をつくっていく中で大切なことです。

しかし、どうしても自分では解決できず、人間関係が重荷になったときには正直に看護師に相談してみましょう。状況にもよりますが部屋を変えることも可能な場合もあると思いますし、そういった人間関係のストレスも「癌(がん)」を治療する上では大敵だからです。

※参考資料・・・・「癌(がん)の早期発見と治療の手引き(小学館)」

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